災害に備える

広い窓とソファ

一戸建て住宅の建築数が少なくなっているわけではありません。1987年の建築基準法の改正以降、東京では3階建ての一戸建て住宅が非常に多く建てられるようになっています。全国の3階建ての一戸建て住宅の約3分の1が、東京で建てられているほどなのです。地価が高いからこそ、限られた敷地を有効に使うことのできる3階建ての一戸建て住宅の需要が高くなってきているわけです。今後も地価の高騰は続くと予想されていますし、3階建ての一戸建て住宅も多く建築されると考えられています。

東京で集合住宅に人気が集まっている理由のひとつに、集合住宅の耐震性や耐火性の高さがあります。鉄筋コンクリート造なので、その分揺れに強く、火災が起こっても燃え広がりにくいので、生命を守りやすいのです。東京では、住宅が密集している分、大きな地震が来た時の被害が大きくなることが予測されています。だからこそ、個々ができる地震対策として、集合住宅に住まう選択がおこなわれているわけです。しかし昨今では、木造の一戸建て住宅でも耐震面や耐火面の強化がかなりおこなわれています。衝撃や熱に強い建材が使われるようになりましたし、揺れを吸収したり熱を逃したりするような構造になっています。ただし古い一戸建て住宅の場合、地震や火災にやや弱い面もあります。しかし耐震耐火リフォームの技術が向上しているため、それをおこなうことで安全に暮らせる可能性は高くなります。